秋田市は2日、大雨による災害の危険が高まっているとして、下新城地区、上新城地区、飯島地区の計2339世帯4597人に緊急安全確保を出した。秋田県内では、五城目町が337世帯741人、仙北市が185世帯378人に緊急安全確保を出している。
緊急安全確保は、5段階の警戒レベルで最も高い「5」にあたり、既に災害が発生している可能性があるとして、自宅の上階に避難するなどの緊急行動を呼びかけている。
気象庁によると、北日本や東日本から西日本では3日にかけて大気の状態が不安定になる見込みで、激しい雷雨が予想される。東北では土砂災害や浸水、河川の氾濫に警戒が必要。3日午前6時までに予想される24時間降水量は多いところで180ミリに上り、総降水量が平年の9月の1カ月分を上回るところもある見込み。【加藤昌平】