救急車に配備の劇薬「アドレナリン」2本紛失…京都市消防局、前日の点検では本数そろう

京都市消防局は29日、中京消防署の市立病院消防出張所で、救急車に配備していたアドレナリン2本(1本、1ミリ・リットル)を紛失したと発表した。
発表では、29日午前8時半頃、救急車内の備品の定期点検で、9本あるはずのアドレナリンが7本しかなかった。前日の点検では9本あったが、その後の活動で使用していないため、紛失した可能性があるという。消防局は29日、警察に遺失届を提出した。
アドレナリンは医薬品医療機器法で劇薬に指定されている。心肺停止患者の蘇生処置などで血管投与される一方、健常者に使うと、急激な血圧上昇を起こす可能性がある。