自民党総裁選は4日、党所属国会議員による投票が行われ、党員・党友の投票と合わせて開票される。5候補のうち小泉進次郎農林水産相(44)が先行し、高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が追う。1回目の投票でいずれも過半数を得られず、上位2人による決選投票にもつれ込むのは確実な情勢だ。
総裁選は国会議員票295票と党員・党友票295票の計590票を争う。議員の支持は小泉氏が優勢で、林、高市両氏が続く。党員・党友票は高市、小泉両氏がリードしているもようだ。
議員投票は4日午後1時すぎから、党本部で始まる。投票資格のある党員・党友は約91万人で、投票は既に始まっており3日に締め切る。4日午前から各都道府県連で開票作業を行い、党本部に順次報告。各候補の得票数に応じてドント方式で配分される。
結果発表は午後2時10分ごろの見通し。決選投票が行われる場合は、議員票295票と各都道府県連に1票ずつ割り当てる47票の計342票で争われ、同3時20分ごろに新総裁が選出される予定。新総裁は午後6時から記者会見し、幹事長など党執行部の人事に着手する。 [時事通信社]