【速報】「アルファード」盗んだ疑いで男2人逮捕 自動車窃盗を繰り返す窃盗グループか 神奈川県内で高級車狙いの窃盗相次ぐ 神奈川県警

千葉県流山市でアルファードを盗んだとして、男2人が神奈川県警に逮捕されていたことが分かりました。2人は、窃盗グループの一員として自動車の窃盗を繰り返していたとみられています。
捜査関係者によりますと、窃盗の疑いで逮捕されたのは、無職の伊藤正之容疑者(50)と本間友希容疑者(47)の2人です。
2人はことし6月、千葉県流山市の駐車場でアルファード1台を盗んだ疑いがもたれています。
2人は車の制御システムに不正にアクセスしてドアロック解除などを行う「CANインベーダー」を利用したのち、ハンドルのロックを電動工具で切断して犯行に及び、神奈川県横浜市中区の立体駐車場に運搬したということです。
2人はエンジンをつけたままその場から立ち去りましたが、巡回中の警察官がその車を不審に思い、調べたところ、被害届が出された車両と判明し、事件が発覚しました。
伊藤容疑者はもともと面識のあった本間容疑者に犯行を持ちかけたとみられ、調べに対し、伊藤容疑者は「全く分からないです」と容疑を否認、本間容疑者は「伊藤容疑者と2人でアルファード1台を盗みました」などと容疑を認めているということです。
本間容疑者は、ことし3月下旬に神奈川県藤沢市で「レクサスRX」を盗んだとして、すでに逮捕・起訴されていますが、捜査関係者によりますと、これまでの調べで「去年から、別の人物と関東地方で車20台以上を盗んだ」という趣旨の話をしているということです。
こうした供述やこれまでの捜査などから、神奈川県警は2人が十数人ほどの窃盗グループの一員として自動車の窃盗を繰り返していたとみて、実態解明を進めています。
一方、神奈川県警によりますと、ことしに入ってから自動車の盗難被害は537件と、去年1年間の件数をすでに上回っていて、特に高級車を狙った窃盗事件が相次いでいるということです。
神奈川県警は、ほかの事件との関連も調べています。