石破茂首相の後継を決める自民党総裁選は、4日午後に国会議員の投票が行われ、党員・党友票と合わせて結果が発表される。先行してきた小泉進次郎農林水産相(44)と高市早苗前経済安全保障担当相(64)、林芳正官房長官(64)が競り合う構図。1回目の投票では過半数を得る候補がなく、上位2人による決選投票にもつれ込むのが確実な情勢だ。新総裁は午後3時20分ごろに選出される見通しだ。
総裁選には小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)も出馬した。決選投票では、両氏を支持した議員の動向も焦点になる。麻生派を率いる麻生太郎最高顧問は、党員・党友票で1位だった候補を決選投票で支持する考えを周辺に伝えた。
党本部で午後1時から行われた国会議員投票に先立ち、既に締め切られた党員・党友票の開票が午前に各都道府県連で始まった。
高市氏は20都道府県でトップの票を獲得。青森、鹿児島、沖縄など5県では小泉氏が首位だった。林氏は山梨、鳥取、広島、山口の4県でトップ。茂木氏は地元の栃木で1番手となった。 [時事通信社]