ノーベル生理学・医学賞に決まった大阪大の坂口志文特任教授が6日、大阪府吹田市の大阪大の吹田キャンパスで記者会見に臨んだ。受賞決定について「うれしい驚きに尽きます」とはにかんだ坂口氏。約30年間も同じ研究室で活動している妻、教子さんへの支えに謝意を示すとともに「研究は1人ではできない。学生諸君や共同研究者に感謝している」と述べた。
また自身の研究分野ついて「あまり人気のあるアイデアではないので」と語り、「研究費を稼ぐところで苦労した。だんだん分野が大きくなり、代表して今回の受賞になったのでは」と振り返った。