気象庁、防災専用ツイッター開始 台風や地震、火山の情報投稿

気象庁は、台風の接近時や地震発生時などに防災情報を発信するための新しいツイッターのアカウント「気象庁防災情報」を開設した。気象庁が抱く「危機感」をより効果的に伝えて住民と共有し、防災に役立ててもらうのが目的としている。
気象庁はこれまで別の公式アカウントで、報道機関向けの発表やイベントのお知らせを中心に掲載していた。人命にも関わる重要な情報を取捨選択して投稿することが難しいため、ツイッターの活用には及び腰だった。
しかし、昨年7月の西日本豪雨を受け、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用を模索。今年9月の台風15号では、試行的に台風の進路や停電した地域の天気予報を公式アカウントで発信した。すると「助かります」などと肯定的な反響が多く、防災情報に特化したアカウントを新設することにした。
新アカウントでは台風や地震、火山などに関する情報を、各担当課の職員が要点を絞って投稿する。各地の気象台が発表する警報や注意報は発信しない。平時は防災に関する知識を普及するような情報をつぶやく。
気象庁企画課の担当者は「何をどれくらいの頻度で投稿するか難しく、試行錯誤しながらの運用になる。まずは気象庁の本庁でやってみて、地方の気象台でも実施できるか検証したい」と話した。【池田知広】