上野千鶴子氏、村山富市元首相を「戦犯」批判…疑問の声 「訃報に寄せて言う言葉が」「初七日くらい」

社会学者の上野千鶴子氏が2025年10月18日にXを更新し、17日に逝去した村山富市元首相について言及。「戦犯」という言葉を使って批判した。
「支持者が離れた責任を誰がとるのか」
村山元首相は17日、大分市内の病院で老衰のために101歳で死去したことが報じられた。19日にはお通夜、20日には近親者の間で葬儀が行われたことが明らかになっている。
死去の翌18日、上野氏はXで「私心のない政治家として尊敬を集める村山富市さん」と訃報に触れつつ、「だが土井たか子さんと並んで、今日の社民党の覆いがたい衰退を招いた戦犯だ」と強い言葉で批判した。
上野氏は、「村山さんを総理にし、土井さんを国会議長にして党籍離脱させた保守政党の狡知。支持者が離れた責任を誰がとるのか」とつづっていた。
村山氏は1993年に社会党(現・社民党)の委員長となり、1994年の6月に発足した自民党、日本社会党(現・社会民主党)、新党さきがけによる自社さ連立政権で首相に就任していた。
このポストにXからは、「死去からまだ2日やぞ。初七日くらい弁えろ」「いくら憎い相手でも訃報に寄せて言う言葉が『戦犯』とかおかしくないですかね」という批判が集まる事態に。
また、ネット上には、2022年2月に石原慎太郎氏が死去した際、生前に政策の違いから対立関係にあった共産党の志位和夫氏がお悔やみを述べつつ、「私たちと立場の違いはもちろんあったわけだが、今日言うのは控えたい」と話したことを引き合いに出して疑問を呈する声も見受けられた。

私心のない政治家として尊敬を集める村山富市さん。だが土井たか子さんと並んで、今日の社民党の覆いがたい衰退を招いた戦犯だ。村山さんを総理にし、土井さんを国会議長にして党籍離脱させた保守政党の狡知。支持者が離れた責任を誰がとるのか。