【速報】伊豆大島の海岸に元交際相手の女性の遺体遺棄 男(46)に懲役2年6か月の実刑判決 東京地裁

去年10月、東京・伊豆大島で、当時37歳だった元交際相手の高瀬静香さんの遺体を損壊し、海岸に遺棄した罪に問われた柳瀬宗達被告(46)に対し、東京地裁は懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
これまでの裁判で、柳瀬被告は起訴内容を認めたうえで、犯行の動機について「口論の翌日の朝、高瀬さんが自宅の2階で亡くなっていた」「『大好きな大島の海に私の骨をまけ』などと書かれたメモがあり、彼女の最後の望みをやってあげようと思った」と話しました。
検察側は「遺体を長時間にわたり焼却し、徹底的に損壊したうえで、ゴミ同然に海中に投棄しており、死者の尊厳を踏みにじる悪質な犯行」「不慮の死を遂げた高瀬さんの死因を隠ぺいする目的があり、強い非難に値する」として懲役3年を求刑。一方、弁護側は「高瀬さんの生前の希望に沿ったに過ぎない」「強い恨みや何かを隠ぺいする目的はなかった」として執行猶予付きの判決を求めていました。