山上被告の自宅は「足の踏み場もない状態」 安倍元総理銃撃裁判で警察官が証言 「テロリストのアジトのようだった」

被告の自宅は「テロリストのアジトのようだった」と証言しました。
奈良市で安倍元総理が銃撃された事件で、殺人などの罪に問われる山上徹也被告(45)の裁判に、事件直後、山上被告の自宅を捜索した警察官が証人として出廷しました。
警察官は、山上被告の自宅が当時足の踏み場もないような状態で、リビングに入ると6丁の手製銃があったことや、スコープや薬きょう、殺人に関する書籍が次々に見つかったことを挙げ、「テロリストのアジトのように感じました」と振り返りました。
また、缶やプラスチックの容器に詰められた大量の火薬を発見した時には、「爆弾やと思いました」と述べました。
法廷では、押収された手製銃や、2キロほどの火薬の実物が裁判官らに示されました。