「糖尿病が治る」などと医療機器の虚偽広告をしたのは違法だとして、厚生労働省は7日、販売会社「インプレッション」(兵庫県尼崎市)に対し、医薬品医療機器法に基づき再発防止を求める措置命令を出した。厚労省が同法による措置命令を出すのは初めて。
発表などによると、同社は2023年9月以降、全国各地の営業所で開いた体験会で、自社製品の家庭用電位治療器について、「糖尿病が治る」「血液をきれいにする」などと本来は確認されていない効能をうたう掲示をするなど、虚偽・誇大広告をしたとされる。同社は「命令を厳粛に受け止め、再発防止と信頼回復に向けた取り組みをさらに進める」などとしている。