職務上知り得た情報を知人に漏えい 警察官2人を地方公務員法違反容疑で書類送検

愛媛県警は職務上知り得た情報を知人に漏らしたとして県内の警察署に勤務する巡査と警部補の2人を減給などの処分にすると共に。地方公務員法違反の疑いで書類送検しました。
減給10分の1 1か月の懲戒処分を受けたのは県内の警察署に勤務する20代の男性巡査です。
県警監察官室によりますと、この巡査は今年7月下旬、現場臨場した際や同僚からの無線で得たある男性の情報を飲食店で、知人2人に漏らしたということです。
8月下旬、情報を漏らされた男性が警察に抗議し、事態が発覚しました。県警は、この巡査を、きょう地方公務員法違反の疑いで松山地検に書類送検しました。
聞き取りに対し「これくらいの事を話しても大丈夫と思った」などと話しているということです。
近藤正人首席監察官は「誠に遺憾。再発防止と県民の皆様の信頼回復に努めてまいります」などとコメントしています。
この他、県警は、8月中旬、職務上知り得た情報を知人に漏らしたとして県内の警察署に勤務する男性警部補を、先月24日付で本部長注意の処分とすると共に、地方公務員法違反の疑いで松山地検に書類送検しています。