ラッパーの晋平太さんが死去したことが8日、分かった。42歳だった。8日に本人のX(旧ツイッター)を通じ、親族が訃報を伝えた。体調不良のため、23年11月からライブ活動を休止していた。葬儀は近親者のみで執り行ったという。
晋平太さんの親族一同名義の文書が掲載され「先日、晋平太が永眠いたしましたことを、ここにお知らせいたします。生前、晋平太を支えてくださった関係者の皆さま、そして応援してくださったファンの皆さまに心より御礼申し上げます」と訃報を伝えた。
公表に至った経緯について「これまで私どもの意向により公表を控えておりましたが、多くの方々からご心配の声をいただき、このたびご報告させていただく運びとなりました。このような形でのご報告となりましたこと、心よりお詫び申し上げます」と明かした。
そして「晋平太は、HIPHOPを愛し、これに全力を注ぎ、生き抜いた人生でした。彼が残した言葉と想いが、皆さまの心に少しでも残ってくれたら、遺族としてこれほど嬉しいことはございません」と思いを伝えた。
本人のXアカウントについては「最後に、この投稿をもちまして本アカウントの更新は終了し、近日中に閉鎖させていただきます」との意向を示し、「これまでの温かいご支援に、改めて深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と呼びかけた。
晋平太さんは、1983年東京生まれ。2004年にアルバム「SHOW ME LOVE」でデビュー。フリースタイルMCバトルを特技としており、10年、11年には日本最大規模のMCバトルの大会「ULTIMATE MC BATTLE」で史上初の2連覇を果たした。17年にはテレビ朝日「フリースタイルダンジョン」で史上初の完全制覇を達成。全国各地でラップ講座を開くなど、社会貢献を意識した普及活動も行っていた。23年11月から体調不良のためライブ活動を休止していた。