威力業務妨害容疑で三郷市議書類送検、市職員「これで収まってほしい」…67の窓口で問題行動

埼玉県三郷市の関根和也市議(45)が市職員に対する威力業務妨害容疑で書類送検されたことを受け、職員らから「これで収まってほしい」と期待する声が上がった。関根市議は「市の不正を今後も追及する」と反発を強めている。
市によると、関根市議は8~10月、29日間にのべ67の窓口を訪問して問題行動を起こすなどし、体調不良を訴える職員が相次いだ。9月に4日間にわたり、木津雅晟市長の自宅前で、夜間に拡声機で木津市長を中傷する発言も行ったという。
木津市長は、取材に「深夜に及ぶこともあった。近隣住民や来庁者にも不安が広がり、警察に相談した」と話した。書類送検を受け、「長年にわたり市は迷惑行為を受けており、職員に対する不適切な行為は決して許されるものではない」とのコメントも出した。
市議会の武居弘治議長も7日、「市議会の良識と品位を守るため、厳然とした対応で臨みたい」と話した。
関根市議は「窓口を訪問するのは当然の政治活動で、市の対応は到底受け入れられない」と主張している。