公明党“政治とカネ”など何度も首相追及 参政党・神谷氏は褒めたあと…“外国人パー券購入”に「罰則を」

国会では、野党になった公明党が政治とカネの問題などで高市首相に何度も詰め寄りました。一方、参政党の神谷代表は、首相の答弁について「わかりやすい」と褒める場面もありました。
追及が続く「政治とカネ」の問題。
公明党の石川議員が切り込んだのは、連立離脱の要因の1つとなった企業・団体献金について。
公明党 石川議員
「自民党と維新の連立政権合意では、高市総裁の任期中、再来年の9月でしょうか、(それまでに)結論を得るとされました。2年近くも必要だとご判断された理由をお伺いしたい」
高市首相
「この問題は、直ちに結論が出るようなものではなくて、政党間の考え方の違いというのは粘り強く調整しなきゃいけない。難しい問題だという認識を踏まえております」
公明党 石川議員
「例えば毎月何回ぐらい議論行われる予定なんでしょうか?」
高市首相
「精力的に(協議会を)開いていただきたいと希望しています」
石川議員はさらに、自民党と日本維新の会の連立合意にある「衆議院の議員定数1割削減」についても追及。
公明党 石川議員
「素朴な疑問なんですが、なぜ1割なんでしょう? 根拠ありますでしょうか?」
高市首相
「日本の維新の会から1割という提案をいただいた。身を切る改革、第一歩と。1丁目1番地ということ」
公明党 石川議員
「言われたからそのまま…そのまま受け入れた。何かお考えがあって1割は適切だと思われたとか、そういったことはない?」
高市首相
「いや、これが5割とか言われたら受け入れておりません」
公明党 石川議員
「2割だったらどうでしたか?」
高市首相
「1割というご提案は確かに、日本維新の会からいただいたもの。私もこれ持って帰ったら自民党の中で、ぼこぼこになるかと思いながら、いろいろ思いをめぐらせましたが、定数削減については、それほど多くの国民の方が反対しているわけではなく、むしろ賛同のご意見のほうが多いと承知をしております」
高市首相は「割と納得感の得られる規模ではないか」と述べた一方、根拠の明確な説明はありませんでした。
午後、質問に立ったのは参政党の神谷代表。
参政党 神谷代表
「総理の答弁を聞いていると非常にストレートでわかりやすい答弁が多くて、こういったわかりやすいやり取りが国民の支持、理解を得るのかなと」
冒頭で、高市首相を持ち上げる一方で…。
参政党・神谷代表
「外国人によるパーティー券の購入などは、これも完全に禁止すべきではないかと私たちは考えています」
外国人が政治資金パーティー券を購入することは法改正され、禁止規定が盛り込まれましたが、神谷代表は、これに罰則を設けるよう訴えました。
参政党・神谷代表
「外国人のパーティー券(の購入)一応、原則禁止ですけど、罰則がないので、ここもより厳しくすべきではないか。こういったお金による影響工作、これについての総理の所見は?」
高市首相
「外国人であれ日本人であれ、お金による影響を私たち国会議員は受けてはいけない。これは当たり前のことだと思っております」
「ご提案のような外国人からの献金、パーティー券の購入の完全禁止を導入することについては、(これまでの法改正の)経緯を十分に踏まえて検討する必要があると考えております」
参議院の予算委員会は、14日も引き続き行われる予定です。