参院選の選挙ポスターで他党候補の名誉を傷つけたとして、宮城県警は19日、名誉毀損(きそん)容疑で政治団体「NHKから国民を守る党」党首、立花孝志容疑者(58)=別の名誉毀損事件で逮捕=ら3人を書類送検した。関係者によると、3人は容疑を否認しているという。
ほかの2人は宮城選挙区からN党候補として出馬し、落選した前田太一元候補(40)とN党関係者の女(44)。
書類送検容疑は7月3日の参院選告示日以降、県内数カ所の選挙看板に、対立候補だった立憲民主党の石垣のり子参院議員(51)らの名誉を傷つける内容のポスターを掲示した疑い。
石垣議員は「選挙運動に名を借りた人権侵害行為。同じような被害が生まれないよう、適正な判断を期待する」などとコメントした。 [時事通信社]