徳島市内の病院で入院患者を絞殺か 鑑定留置経て41歳男を殺人罪で起訴 徳島地検

今年1月下旬に徳島市内の病院で、50代の入院患者が変死した事件をめぐり、徳島県警は鑑定留置を経て、41歳の男を殺人罪で起訴しました。

徳島地検が11月19日、殺人の罪で起訴したのは、住居不定・無職の安楽健司被告(41)です。

起訴状によると、安楽被告は今年1月26日の午後9時ごろから翌27日の午前7時半ごろまでの間に、徳島市の「城南病院」の病室で、殺意を持って、50代の男性入院患者の首に充電ケーブルを巻きつけて締めつけ、窒息死させた罪に問われています。

安楽被告は当時、死亡した男性と同じ病棟に入院していて、事件前に2人の間にはトラブルがあったということです。

徳島地検は安楽被告の事件当時の精神状態を調べるため、3カ月間にわたり鑑定留置を行っていましたが、刑事責任を問えると判断しました。

徳島地検は安楽被告の認否を明らかにしていません。