今朝も各地で厳しい冷え込み 西日本や内陸で今季最低が続出

今朝は関東の沿岸や東北日本海側を除き、広範囲で穏やかに晴れています。放射冷却現象が強まり、西日本や東海を中心に昨日以上に冷え込んでいます。
放射冷却現象で冷え込む朝
昨日まで日本列島を覆っていた寒気は北に退きつつあります。寒気のピークは過ぎましたが、今朝は穏やかに晴れていて西日本や東海など各地で厳しく冷え込んでいます。全国のアメダスのうち38%に当たる344地点で今季最低となっています。

今朝7時までの最低気温は、大阪で6.3℃、名古屋で3.5℃、広島で6.2℃、鹿児島で8.3℃といずれも今季最低を更新しています。関東や北日本でも東京7.2℃、仙台2.8℃、札幌1.1℃と、昨日に引き続き冷え込んだ朝となっています。
霜が降りたところも
北日本や関東に加え、今日は東海や近畿などからも霜が降りたようすの写真が多く届いています。

今季から気象庁は官署や測候所での初霜・初氷の観測情報の発表を行わなくなりましたが、写真を撮影した方からは「初霜」とのコメントが添えられていました。
昼間は気温が上がり過ごしやすい陽気に
昼間は寒気の影響が小さくなることと、日差しがしっかりと届くことで気温が上昇し、西日本や東海では最高気温が15℃を上回る所が多くなります。昼間は過ごしやすい陽気になりそうです。

気温変化が大きな一日になりますので、これからお出かけの際は服装選びにご注意ください。上着の脱ぎ着で体感温度を調節してください。空気も乾燥しますので、体調管理や火の取り扱いにもお気をつけください。

北日本や北陸でも寒さが和らぎます。最高気温は、札幌は昨日より7℃高い10℃、旭川は昨日より6℃高い6℃、新潟は昨日より7℃高い14℃の予想です。雪が残っている所では路面状態が悪くなる可能性がありますので、移動の際は十分にお気をつけください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)