「ゾウに踏まれた」千葉・市原ぞうの国で男性飼育員が死亡 額に傷、顔面骨折か

21日午前8時25分ごろ、千葉県市原市の「市原ぞうの国」で「男性がゾウに踏まれ頭に打撲を負い意識がない」と同僚の女性から119番通報があった。市原署によると、男性はタイ国籍の飼育員、サランガム・タワンさん(30)=同市山小川=で、搬送先の病院で死亡が確認された。
署によると、サランガムさんは雌のアジアゾウ1頭がいる鉄製のおり内で、1人でふんの処理をしていた。ゾウの鳴き声を聞いた職員が駆け付けた。額部分に傷があり、顔面が骨折していたとみられる。ゾウに襲われた可能性があるとみて捜査している。
市原ぞうの国のホームページによると、亡くなったのはゾウ使いで22日は臨時休園する。「今後は業務の改善を図り、安全を徹底する。来園を予定していた皆さまに深くおわびする」としている。