大分市佐賀関の住宅街で18日夕に発生した大規模火災で、大分県は21日、焼け跡で見つかり死亡が確認された1人が、連絡の取れなくなっていた稲垣清さん(76)と確認されたと発表した。県警がDNA型鑑定を実施して、身元が判明した。
火災は18日午後5時45分ごろ発生。県などによると、21日午後3時までに、住宅など約170棟が焼け、少なくとも4万8900平方メートルを焼失したとみられる。付近の山林や離島でヘリコプターによる消火活動が続き、21日正午時点で住民の69世帯108人が避難所に身を寄せている。【岡田愛梨】