沖縄本島の37万世帯で断水の恐れ、那覇市の一部で始まる…老朽化した導水管が破損し漏水

沖縄県企業局は24日、ダムなどから浄水場へ水を送る「導水管」が破損して大規模な漏水が発生し、同日夕以降、那覇市など本島中南部を中心とする17市町村の約37万世帯に断水が発生する恐れがあると発表した。別の水路から送水できるよう作業を進めており、25日午前中にも断水が解消される見通しという。
県企業局によると、24日午前3時頃、同県大宜味(おおぎみ)村内の県道に埋設されている導水管が破裂し、漏水しているのを委託業者が確認した。破損した導水管は、本島中部の浄水場などへの送水を担っており、同日午後6時以降、浄水場から送水が停止。同8時半現在、那覇市の一部地域などで断水が始まった。
導水管は敷設から半世紀以上が経過し、県企業局は老朽化が原因とみている。