学校法人森友学園への国有地売却に関する公文書改ざん問題で、財務省は17日、改ざんを指示されて自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時(54)=のメール記録など関連文書約3万4000ページを、妻雅子さん(54)に開示した。財務省から近畿財務局の担当者に、学園側との応接録の変更などを求める指示が出された様子などが記載されていた。開示は4月に始まり、今回で5回目。
開示文書によると、2017年2月以降、財務省や近畿財務局の幹部は同財務局の担当者に対し、地中のごみ撤去費用を巡る学園側とのやりとりが記載された応接録の変更や削除を指示。担当者は指示を受けて、内容に変更を加えていた。 [時事通信社]