26日午後4時ごろ、静岡県三島市の工場で複数人が刃物で切りつけられたり液体をまかれてたりして、少なくとも15人の負傷者が確認されている事件で、警察は38歳の男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。
警察や消防によりますと、26日午後4時半ごろ、三島市南二日町にある横浜ゴム三島工場で「何者かによって、5~6人刺された。スプレーや液体をまいた」と消防に通報がありました。
現時点で15人の負傷者が確認されていますが、全員、意識はある状態だということです。
現場では、治療や搬送の優先順位をつける「トリアージ」が行われ、重症の疑いが5人中等症の疑いが3人、軽症の疑いが7人だということです。
刃物によるけがが確認されている重症と中等症の疑いの8人はすでに病院に搬送されていて、軽症の疑いの7人は漂白剤によるけがとみられています。
この切り付け事件で、警察は殺人未遂の疑いで、いずれも自称 三島市中に住む職業不詳の小山雅貴(おやま・まさき)容疑者38歳を現行犯逮捕しました。
小山容疑者の逮捕容疑は、26日午後4時ごろ、三島市の工場で28歳の会社員の男性を刃物のようなもので刺した疑いです。
警察は犯行の動機や経緯について詳しく調べています。