大みそかの夜のネイリスト女性殺害、頭に十数か所の殴られた痕…過去には県警に人間関係に関する相談も

大みそかの夜、水戸市加倉井町のアパートの一室で、ネイリストの女性(31)が殺害された。茨城県警は2日、何者かが女性を凶器で襲った殺人事件として水戸署に捜査本部を設置し、90人体制で捜査を始めた。年の瀬に起きた事件に近隣住民には驚きや不安が広がった。
捜査本部によると、女性は12月31日午後7時15分頃、玄関内で左側を下にして横向きになった状態で倒れていたところを帰宅した夫(27)に発見された。部屋着とみられる上下セットのフリースに靴下をはいていた。首には刺し傷があり、頭にも殴られた痕が十数か所あったという。
この日の午前、女性は夫と買い物に出かけ、その後、夫は仕事に出かけたという。午後4時50分頃、女性は外出先から夫に「今から帰宅する」などと電話していた。夫が帰宅した際に窓は施錠されていたが、玄関の暗証番号式の鍵は開いていたという。
女性はネイルサロンを経営していたという。捜査本部は女性の遺体を司法解剖して死因の特定を進めるほか、周辺の防犯カメラ映像の精査や聞き込みを続ける方針。
また、女性は2015年と17年に計3回、自身の人間関係に関する相談を県警に寄せていた。捜査本部は相談内容を明かしていないが、2日に水戸署で開いた記者会見では「必要な措置を講じていた」と説明した。
現場は常磐道水戸インターチェンジ近くで、周囲には田畑もある閑静な住宅街。近くに住む無職の女性(69)は「お正月のゆっくり過ごす時に殺人事件と聞いて驚いた。犯人がどこにいるのか分からないのが怖い」と表情を曇らせた。会社員(61)は、一家で年末年始を過ごしていたといい、「家族で話し合い、家中の鍵を閉めておくことにした」と不安そうに話した。