大分県竹田市は2日、市清掃センターに収集された一般廃棄物に放射性物質を含む「医療用セシウム針」とみられるものが混入していたと発表した。長時間触れなければ人体に影響はなく、被害の報告は入っていないという。市は同日午前、放射性同位元素などの規制法違反の疑いで大分県警竹田署に告発状を提出した。
市によると、医療用セシウム針は、がん治療に使われる器具で、混入していた針状のものは長さ2・5センチ、直径1ミリ、重さ1グラム。昨年7月2日から9月1日の間に、アルミ缶に入った状態で回収されたとみられ、混入の経緯は不明という。
同センターの出荷先のリサイクル業者が同月下旬に行った検査で、圧縮した空き缶の塊から467・31マイクロ・シーベルトの放射線量が検出され、発覚した。市が原子力規制庁の助言を受けて専門業者に調査を依頼した結果、針状のものから178メガ・ベクレルの放射能が測定された。
市は同月30日に同センター内の放射線量を調査したが、異常は確認されていないという。