神奈川県立高校で男子生徒が暴行を受ける動画が5日以降、SNSで拡散されている。県教育委員会は6日に記者会見を開き、この生徒らが学校側の聞き取りに対して「いじめではなく、けんかだった」との認識を示したと説明した。
動画は短く切り抜かれており、編集前の映像では双方が手を出す様子があったという。県教委は「SNSでの事実と異なる書き込みや中傷は慎んでいただきたい」と呼びかけている。
動画は5日から拡散し、高校のトイレで男子生徒が、別の生徒から体や頭を蹴られる様子が映っている。県教委によると、この出来事は昨年12月に発生し、男子生徒は右手を骨折。高校は当日中に事案を把握した。
高校が双方の生徒らに事情を確認したところ、いずれもいじめであることを否定し「けんかの仕方を教え合っていた」と話したとしている。
県教委は記者会見で、こうした背景があったと説明。すでに学校が生徒らに指導し、対応を終えているとした。一方、5日に動画が拡散後、県教委は外部から問い合わせがあるまで事案の詳細を把握していなかったことも明らかにした。
県教委の担当者は、学校現場で暴力があったことについて「子どもたちにしっかりと人権意識を身につけてもらうことが必要だ」と話した。