裸の画像「ばらまく」と金銭要求、子どもも被害に

子どもがネットで巻き込まれる性被害は、自分の写真を送ってしまう「自画撮り被害」や元交際相手に画像をばらまかれてしまう「リベンジポルノ」など、被害者が「自分自身が悪い」と錯覚してしまう手口が横行します。
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こうした性被害の1つに「セクストーション」があります。セクストーションとは、「Sex(性的)」と「Extortion(ゆすり・脅迫)」を組み合わせた造語で、「性的脅迫」を意味します。
「セクストーション」の手口
加害者はInstagramなどから被害者に近づき、DM(メッセージ)でゆっくりと距離を縮めます。その後、LINEアカウントの交換を求めてきます。
LINEは子どもたちにとって家族や親友とつながっている大切なツールなので、簡単にアカウントを消すことはありません。
そのLINEアカウントを入手することは一定の信頼を得ている証であり、被害者を逃がさない手段を得たことにもなります。やがて、顔と体の一部を写した画像や動画を送るように求められます。
「モデルみたい!もっと見せて」とほめられたり、「自分も写真を送るから送り合いをしよう」と誘われたりと、さまざまな方法で加害者は性的な画像や動画を求めます。
画像や動画を送ると態度が豹変し、「君のフォロワーにこの画像をばらまく。ばらまかれたくなかったら、Apple Gift Cardを2万円分送れ」と、被害者のフォロワー画面のスクリーンショットとともに脅してきます。こちらはフォロワーを把握しているからいつでもばらまけるという意味です。
セクストーションの最初の接触はInstagramとは限らず、英語学習アプリや出会い系アプリなどの場合もあります。LINEではなく携帯電話番号を聞き、ショートメッセージで脅しをかけてくることもあるようです。
加害者は外国人や日本人などさまざまで、被害者の性別はどちらもありますが、男性の被害もよく聞かれます。PayPayで送金を求められた事例もあります。
相手の要求どおりに支払いを行っても、さらに金銭などを要求される可能性があります。また、支払ったとしても画像や動画をばらまかれない保証はありません。
一度相手に画像や動画を送ってしまったら、ずっと拡散に怯えて暮らしていかなければならない。それがセクストーションの怖さなのです。
日本はセクストーションの被害に遭いやすい