日大三高の野球部員2人を書類送検、わいせつ動画拡散の疑い…甲子園準優勝の昨夏大会前からか

女子生徒にわいせつ動画を送らせて拡散するなどしたとして、警視庁は12日、日本大学第三高校(東京都町田市)硬式野球部の男子部員2人を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造や提供)容疑で東京地検立川支部に書類送検した。動画は部内の数十人に拡散されていたという。
同部は全国屈指の強豪で、昨夏の甲子園で準優勝していた。動画は大会前から広まっていたとみられ、今後、学校側の対応も問われそうだ。
捜査関係者によると、部員の1人は昨年3~4月、女子生徒に本人のわいせつな画像や動画を3回にわたってSNSで送らせ、同4~6月に動画1点をもう1人の部員に提供した疑い。
動画を受け取った部員は同5~10月、他の部員らに動画を提供した疑い。
画像や動画を送らせた部員は、「絶対に消すから」と言っていたが、動画はその後、野球部内でLINEなどを通じて広がった。2人は任意の調べに、いずれも容疑を認めた上で、「やってはいけないことをやってしまった」「軽率な行動だったと反省している」などと話しているという。
女子生徒の保護者が昨年10月、警視庁に被害を相談して発覚。同庁が他の部員に事情を聞いたところ、部内の数十人が動画を受け取っていたことが判明した。同庁は、このうち十数人が拡散に関与したとみて調べている。部外への流出は確認されていないという。
同校の硬式野球部は1929年に創部。春夏通じて甲子園に計40回出場しており、2011年夏の大会では、春夏計3回目の全国制覇を果たした。部員数は、昨夏の西東京大会時点で75人に上る。
高校の野球部を巡る不祥事では、強豪校が大会の出場辞退や休部に追い込まれたケースもある。
広陵高校(広島市)では昨年、夏の甲子園出場決定後、複数の部員が、寮で禁止されている即席麺を食べた後輩に暴行を加えていたことが明らかになった。1回戦に出場して勝利したが、批判を受け、2回戦の出場を辞退した。
13年には、春夏計7回の甲子園優勝を誇るPL学園高校(大阪府富田林市)で、2年生による1年生への暴力事件が起き、同校は15年から新入部員の募集を停止した。休部状態となり、17年3月に大阪府高校野球連盟から脱退した。