山梨、長野両県境にある甲斐駒ヶ岳(2967メートル)の9合目の烏帽子岩に刺さっていた剣2本(長さ推定約1メートル)のうち、なくなっていた1本が南側の斜面に折れて落ちていたのを登山者が21日発見し、宿泊先の山小屋「七丈小屋」に連絡した。
山小屋を運営する登山家の花谷泰広さん(49)によると、同日午前6時半頃、男女1組の登山者が烏帽子岩近くの斜面に雪に埋もれた剣を見つけ、登山道脇まで引き上げたという。
剣は鉄製とみられ、花谷さんは15日に1本がなくなっていることを確認していた。文書の記録は残っていないものの、かつて修験道で祈りの対象になっていたとみられ、現地の撮影スポットになっていた。
花谷さんは「刺さっていた剣の復元も視野に、地元の山梨県北杜市や地域と話し合いを進めたい」としている。