元傘下組員のトラブルで約2億7千万円の賠償責任を負い、土地と建物を差し押さえられていた特定抗争指定暴力団神戸山口組の井上邦雄組長の自宅(神戸市北区)について、強制競売の入札が行われることが分かった。神戸地裁が24日、入札を公告した。3月24日に開札される。落札先によって組長は強制退去を迫られる可能性がある。
公告資料によると、組長宅の売却基準価格は5199万円。組長は元傘下組員のトラブルを巡る民事訴訟で暴力団対策法に基づく「代表者責任」を問われ、大阪高裁が令和6年12月、約2億7千万円の損害賠償を命じた。
強制競売は、損害賠償を求めた東京のコンサルティング会社側が申し立て、神戸地裁が昨年1月下旬に強制競売の手続きを開始し、土地と建物を差し押さえていた。