11年前に逮捕状が出ていた男が、日本に向かう機内で逮捕されました。
記者
「午後6時です。金山容疑者が羽田空港に到着しました。捜査員に囲まれ、ゆっくりと歩いてきています」
11年に及ぶ男の海外逃亡が、終わりました。
日本時間3日夜、アメリカ・ニューヨークの空港に姿を現した金山昌秀容疑者(63)。
警察によると、2015年に国の登録有形文化財である千葉県の香取神宮の拝殿などに、油のような液体をかけた建造物損壊の疑いで4日に逮捕されました。
金山容疑者はニューヨークに住む医師で、捜査関係者によると、キリスト教系宗教団体の創立者。
事件前、団体の集会で、ある別の国内の史跡について、こう発言をしていました。
金山容疑者
「多く人が無実の罪で殺された場所で、ここにも油を注いで清めました」
千葉県警は事件後、金山容疑者の逮捕状を取っていましたが、金山容疑者は事件直後に出国し、ニューヨークへ逃亡。
その直後には…。
記者(2015年5月/ニューヨーク)
「重要文化財に液体がまかれた事件、関与の疑いがありますけど、お心当たりは?」
金山容疑者(2015年5月/ニューヨーク)
「ありません」
日本側はアメリカ側に身柄の引き渡しを求め、アメリカの裁判所はそれを認める決定を下しましたが、金山容疑者は上訴。
引き渡しの交渉が長期化する中、2月25日にニューヨークで金山容疑者を直撃すると…。
記者
「建造物損壊(の疑い)で逮捕状が出てますが、どうお考えですか?」
問いかけには答えず、足早に建物の中へ姿を消しました。
そして3月3日、ニューヨークの空港で、千葉県警に身柄が引き渡され、日本に向かう飛行機内で4日午前4時ごろ逮捕されました。
調べに対し金山容疑者は「異議ありません、間違いない」と言っているといいます。
警察は2015年、成田山新勝寺で起きた“油かけ事件”についても、同様の容疑で逮捕状を取っています。