南丹市・小6男児不明 男児の通う小学校で防犯対策強化「GPS機能付き」端末の携行を可能に 保護者「心配で購入した」

京都府南丹市で小学6年生の男子児童が行方不明になってから、きょう(10日)で18日が経過しました。男児の通う南丹市立園部小学校では、安全対策の強化として、これまでは原則禁止していた「GPS機能付き」の端末(タグ)や子ども用携帯について、児童の携行を許可する運用変更を行い、保護者にメールで周知したということです。
南丹市教育委員会は「GPS機能付き端末」の所持については、各家庭の保護者の判断に委ねるとしていて、学校に携行する場合、端末はランリュックから取り出さないことや、登校後は電源を切るかマナーモードに設定するなどのルールのもとで運用するということです。
市教委によりますと、運用の変更は10日時点では男児の通う市立園部小学校のみで、他の小中学校10校でも同じように運用を変更するかは「検討中」としています。
市教委は読売テレビの取材に対し、「(GPS機能付き端末は)本来学習に不必要なもののため禁止していたが、保護者の要望を受け、不安を減らすため所持可能にした。学校との連携の中で保護者や地域の人が安心して学校に子どもを預ける環境を構築したい。今回の所持可能はその取り組みの一環」としています。
10日朝の登校では、教員や警察らが見守り活動を強化する中、保護者に付き添われ登校する児童の様子が見られました。園部小に通う児童の保護者は…
「しばらくは付き添い続けたい。今回の件を受けて子供の位置が特定できる(GPS機能付きの)機器を購入した。学校からも使用OKという連絡があったので。不安はあるが見守りもしてもらっているのでそこは安心。子どもともしっかり安全について話をしたい」
警察によりますと、南丹市立園部小学校の6年生、安達結希くんは、3月23日の午前8時ごろ、親が車で学校のすぐ近くまで送り届けたのを最後に、行方が分からなくなっています。行方不明から6日後の29日には、学校から約3キロ離れた山の中で、結希くんが背負っていた黄色の通学用のリュックサックが見つかりましたが、その後、発見につながる手がかりは得られていません。
これまでに学校に取り付けられた防犯カメラに結希くんは映っておらず、南丹市内での目撃や、防犯カメラに映ったなどの情報や、周辺の公共交通機関を使った形跡も確認されていません。
教育委員会は安全対策の強化として、学校でこれまで死角となっていた通用口などに防犯カメラを設置することを決めたほか、市内のほかの小中学校10校でも、子どもの通り道に死角ができないよう防犯カメラの増設を進めるなど、安全対策を強化していて、警察は、10日も引き続き、50人態勢で市内の全域での捜索を続けるとしています。