遺体を移動?遺留品なぜ点在?元刑事が“残る謎”を検証

12日に安達結希さん(11)の靴が発見され、5日目で父親の逮捕に至りましたが、いまだ分かっていないことが多くあり捜査が続いています。なぜ事件は一気に動いたのか。元京都府警の刑事と現場に向かい“残る3つの謎”について取材しました。
【画像】「第三者の介在」も?
11歳男児“殺害認める”供述
この事件、逮捕後もいくつかの疑問が残されています。
元京都府警捜査1課
吉野明彦さん

「かなりレアなケース。遺体を次々移動させていく事件は経験したことない。あまり聞いたことがない」
遺体を遺棄した場所について警察は、13日に遺体が見つかった山林だけでなく、それ以前に南丹市内の「某所」に遺棄していたとみています。
警察(会見から)

「(Q.何回遺体を移動させた?)確認できていない。数カ所としている。10カ所、20カ所などに転々としているわけではない」
遺体を南丹市の複数カ所に移動させている可能性がありますが、1日単位で転々としているわけではないといいます。
遺体を移動させた理由について、元京都府警捜査1課や鑑識課に所属した吉野明彦さんは…。
「第一次的にご遺体を隠していた場所が、やはり捜査の手が近づいてきているのではと、犯人が察した可能性は十分考えられますね。その場しのぎです」
今月7日には、警察は自宅周辺を大規模捜索しています。3.5キロの地点で、靴も見つかっています。
警察は16日の会見で、「10日以降に遺棄した可能性もある」としました。
自宅近くを警察が捜索している状況で遺体を移動できるのでしょうか。
「あれだけ人の目がある中、家族が何かを動かしたら目につく。マスコミや警察も見ている。特異な行動はできないのでは」
なぜ遺体と別に?
また警察は、リュックや靴が発見された場所だけでなく、7日に自宅周辺の大規模捜索をしていますが、何かが見つかったという情報はありません。
ここも、遺体が移動した複数カ所の一つということは考えられるのでしょうか。
「(Q.自宅の裏山を当時60人体制で捜索)生活拠点の近く(を探すのは)考えられる。父親の行動範囲で犯罪が行われたのが大前提。その一つは生活拠点である自宅。そこをしっかり検証する」
もう一つ残る謎は、リュックや「靴」はなぜ遺体と別の場所にあったのか。
「靴は見つけにくい場所に置かれていたというのであれば、やはり発見されにくい所、隠したい所に置いたというのが想像できる」
靴が誰のものかは現在も分かっておらず、リュックの発見は、安達容疑者以外の親族だとしています。
「リュックが全く別の場所ということは、何らかの手が加えられていることが想像できる。あくまで想像になるが、第三者の介在が考えられる」

「(Q.誰が置いたかで事件の方向性が変わる?)見直さなければならない部分が出てくる」
(2026年4月16日放送分より)