社民党は29日、党大会を東京都内で開き、福島瑞穂党首(70)の再任を了承した。幹事長にはラサール石井参院議員(70)が就任し、福島氏の9期目がスタート。ただ、13年ぶりの選挙戦となった党首選などを通じ、党内は深刻な亀裂が表面化している。低迷する党勢回復の妙手も見当たらず、課題山積の船出となる。
福島氏は「党が残り、大きくなり、役割を果たすため、先頭に立って奮闘する」とあいさつ。終了後の記者会見でも「党改革を進め、躍進につなげる。国民に支持される党をつくる」と強調した。
同席したラサール氏は、執行部と地方組織のパイプ役を担う考えを示した。同氏は、国対委員長と選対委員長も兼務する。
党首選は3月に告示。史上初の再選挙(決選投票)となり、福島氏が大椿裕子前参院議員に勝利した。この間、大椿氏による討論会の呼び掛けを、福島氏は国会対応を理由に拒否。開票後の会見では、発言を認められなかった大椿氏が退席し、波紋を広げた。
党内では長年、反転攻勢に向けて参院議員の福島氏に衆院へのくら替えを求める声が出ている。しかし、福島氏はこれも否定。一連の言動を踏まえ、党関係者は「手法が独裁的すぎる」と批判した。 [時事通信社]