札幌市内などで無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反(無免許運転)に問われた同市西区、会社員の男(52)に対し、札幌地裁(西功裁判官)は8日、拘禁刑1年(求刑・拘禁刑1年6月)の判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年11月28日~12月25日、札幌市や小樽市で計6回、無免許でトラックを運転した。男は2023年、不正改造した車で札幌市内を走行中、外れたタイヤが女児(当時4歳)を直撃する事故を起こし、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)などで懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受け、執行猶予中だった。
男は公判で、仕事で運転する必要があったとし、「働いて事故の賠償をするためだった」と説明したが、西裁判官は「無免許運転を正当化する理由にはならない。常習的な犯行で交通法規を著しく軽視した」などと指摘した。判決確定後に執行猶予は取り消される見込み。
女児は意識不明の状態が続いている。女児の父親は代理人弁護士を通じて「拘禁刑によって彼が自身の責任と向き合うようになるかは分かりません」とコメントし、今後も男に思いを伝えていく考えを明らかにした。