《栃木・強盗殺人》夫の不倫をほのめかす投稿も…“指示役夫婦” 竹前海斗・美結のいびつな日常《女児を抱えた動画やハーフへのあこがれをSNSに投稿》

〈 「俺、もうそろそろパクられる」栃木強盗殺人・竹前海斗容疑者(28)が“地元コミュニティ”に打ち明けた本音《妻・美結容疑者のタトゥー写真も》 〉から続く
田園地帯が広がり、風に揺れる稲穂の音が心地よく聞こえてくる栃木県上三川町。5月14日、のどかな町に異変が訪れた。いつものように農作業をしていたという男性が振り返る。
「目出し帽を被り、長い棒を持った若い男性がウチの敷地内をうろついていたので、『なんだね』と声をかけた。すると、小声でなにかつぶやいた後に、『頑張ってきます!』と叫んで去っていった。それからほどなくして事件が起きたんです……」
午前9時23分。農業法人を経営する一家の住宅に複数人が押し入り、富山英子さん(69)が殺害され、息子2人もケガを負った。実行犯として16日までに強盗殺人容疑で逮捕されたのはいずれも16歳の4人の男子高校生だった。社会部記者が説明する。
「高校生らは何者かから指示を受け、金品を物色中に英子さんを殺害した疑いがもたれています。英子さんには20カ所以上の刺し傷などがあり、傷は臓器にまで達していました」
英子さん一家は、ゴボウやイチゴ農家として成功し、地元では有名な資産家だった。高校生らは4月上旬から下見を行い、犯行に及んだとみられている。
「4人は神奈川県在住。栃木県警は14日に現場付近を歩いていた高校生Aを確保し、逮捕。翌15日にはBを、16日にはCとDを逮捕しています」(同前)
“指示役”夫婦の歪な日常
そして17日、新たに指示役とみられる無職・竹前海斗(28)と、妻の美結(25)の両容疑者が強盗殺人容疑で逮捕された。
「海斗は午前1時半ごろ、東京・羽田空港の国際線ターミナルの保安検査場を通過したところで逮捕された。一方の美結は正午、生後7カ月の娘と一緒に神奈川県内のビジネスホテルに身を隠していたところを確保され、逮捕されました」(同前)
高校生らに指示を出し、犯行に及んだ竹前夫妻の日常は歪なものだった。
「彼らは4月に引っ越してきたばかりで、交流ある人はあまりいないんです。ただ、夫の方は腕には肘まで、首元にはタトゥーがあって。こわもてで声も大きいし、見るからにヤバい奴という印象でした」(近隣住民)
深夜には友人らを呼んで飲み会をしながら騒いだり、大声で怒鳴ったりとトラブルが絶えなかったという。
「4月22日には、自宅の駐車場から旦那が運転する車で出るところで原付バイクと接触事故になりそうになって、逆上した海斗が罵詈雑言を浴びせていました」(別の近隣住民)
結局、パトカーが3台、警察が十数人出動する騒ぎになった。さらに、
「駐車場契約は1台だけのはずが、2台車を所持して、路駐していました。しかもよく車が変わるんです。最近も白と黒の2台のBMVが路駐されているのを見ました。GWが終わってすぐに駐禁を切られて、それからは見なくなりました」(同前)
竹前美結容疑者の素顔
一方、妻の美結は長野県出身。中学校では吹奏楽部に所属し、ダンススクールにも通う音楽好きだったという。その後、高校では地元の進学校に進んだ。同級生の母の証言。
「竹前さんは何度か家に遊びに来たことがあるんですよ。二面性がある子だなっていう印象があります。基本的には明るいんですけど、ふとした時に陰湿というか急にスッと暗くなる時があった。竹前さんのお母さんはすごい明るい方なんですけど、お父さん無口な方で、両極端なご夫婦です。お母さんが高学歴の教育ママで、すごいしっかりされてる方なんですよ」
小・中学校時代の同級生が明かす。
「小学校の時は社交的な女の子で、満遍なく人と付き合い友達が多かった。本人は成績もよかったし、運動も得意でしたね。特に問題を起こす生徒ってわけじゃなかったですけど、先生に怒られないように上手く立ち回っていた印象です。どっちかと言うと彼女は地味で、周りの友人たちの方がヤンチャだった。
中学では男子からイジメまではいかないですが、顔にニキビがよくできてたので、裏でイジられていた。本人はまったく気にする素振りもなくてスルーしていたので、芯があるというか気が強い子だなって思ってました。男子に人気があったわけじゃなくて、中学までは彼氏がいたとかは聞いたことないです。
来世はハーフで生まれたい。あと…
中学3年生の時から彼女はK-POPにハマっていてBTSが好きでした。私もK-POPが好きで。当時はまだここまでK-POPが流行ってなかったので、唯一話せる相手として、よくK-POP話で盛り上がってました。『BTSはダンスがすごいんだから』とよく興奮気味に語っていました。竹前さん自身もダンスをやっていたので、憧れ目線だったと思います。私が好きだったグループに対しては。『全然ダンスダメだね~』と酷評されましたよ」
美結のものとみられるSNSにおいても、BTSを長年“推す”様子も確認できる。さらに彼女のSNSには、
「来世はハーフで生まれたい。あとスタイルがモデル並みに良く生まれたい。あと、可愛いと奇麗を兼ね備えた顔で生まれたい。あとお金持ちで生まれたい」
という投稿もあり、美容と金への執着が見られた。また、最近では生まれたばかりの女児と一緒の動画を投稿したり、海斗が不倫したことをほのめかす投稿もしていた。
美結の実家の近隣住民が明かす。
「3カ月くらい前、実家に丸坊主の男性と、小さな赤ちゃんを連れて帰省しているところを見ましたよ。美結ちゃんの方はすごく疲れた表情だった」
幼い乳飲み子を抱えながら、なぜ夫妻は卑劣な犯行に手を染めたのか。県警は他にも上位の指示役がいるとみて捜査を進めている。

さらなる続報は「 週刊文春 電子版 」で配信中。“アイドル気取り”だったという学生時代をはじめ、多数の証言とともに地元コミュニティでの海斗容疑者について報じている。さらに「週刊文春 電子版」では、 美結容疑者の学生時代ついても詳報 。美結容疑者がSNSに綴っていた海斗容疑者への「ある不満」など、2人の関係に迫った記事を配信している。

「週刊文春」では、本事件に関する取材を続けています。情報提供は 文春リークス までお寄せください。
〈 《首にタトゥー、腕には和彫り》栃木強盗殺人・竹前海斗容疑者(28)が進んだ“ワルの道”「揉めた相手を待ち伏せ、殴る蹴る」「友人の家にカエルを放って…」 〉へ続く
(「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル)