高市官邸の「カルビーいじめ」で…競合メーカー湖池屋&縁深い岸田元首相が猛烈とばっちり

中東情勢の悪化による原油不足を一気に可視化させたのが、食品メーカーの対応だ。カルビーは25日から「ポテトチップス」をはじめとする主力14品の包装を白黒に切り替えて販売し始めた。ナフサ不足で印刷用インクなどの調達不安が出ているため、商品の安定供給を優先させたのだ。
こうした企業努力に消費者がエールを送る一方、石油製品の供給不安を警戒する官邸側が「売名行為だろう」とクサしたと報じられ、世間はカンカン。判官びいきの矛先は競合の湖池屋、縁の深い岸田文雄元首相へ。ともに猛烈なとばっちりを食らっている。
25日、内閣記者会の取材に応じた高市首相は「ナフサ由来の石油製品は年を越えて供給継続が可能だ」と強弁を重ねたが、現場との温度差は広がるばかりだ。カゴメは「トマトケチャップ」のパッケージのトマト絵柄を減らし、日清製粉ウェルナは「マ・マー スパゲティ」の乾麺を束ねるテープを無地に切り替える。コストダウンの側面もあろうが、物不足を回避するための策と言っていい。
そうした中、SNSではこんな不穏な書き込みが相次いでいる。
〈ポテチ業界の“ナフサ格差”がヤバい〉
〈官邸が叩く相手はカルビーだけ 湖池屋には何も言わない 湖池屋にナフサが大量にあるってこと?〉
〈「湖池屋」は今後不買だな。だって岸田一族に1円たりともカネを渡したく無い〉
疑念深まる“ナフサ格差”
国内スナック菓子のシェアはカルビーが5割近くを占め、15%前後の湖池屋が追う。ポテチに限れば、カルビーが7割を握る。包装見直しに動かない湖池屋は、何らかの取り計らいを受けているのではないか──。そんな疑念が渦巻いているのだ。岸田実弟の武雄氏の夫人は、湖池屋創業者の小池和夫氏の長女。湖池屋の有価証券報告書には、夫人の兄弟にあたる小池孝会長らと並んで「岸田姓」の大株主が複数記載されている(2025年9月30日現在)。そうした事情が拍車をかけている。
湖池屋は7月出荷分から「ピュアポテト」など8品の値上げや減量を実施予定。これは中東危機を受けた対応ではないという。思わぬ火種となった包装はどうするのか。湖池屋に改めて聞くと──。
「包材含め、さまざまな部分でコストアップとなるというお話はありますが、現状、パッケージの変更などは予定しておりません。ホルムズ問題がいつまで続くか、という部分はありますが、直近ですぐに調達が困難になるということはないと考えております」(広報部)
読売新聞の世論調査(22~24日実施)によると、ナフサ供給に問題はないという政府の説明に「納得できない」は64%で、「納得できる」の25%を上回った。肌感覚との乖離が疑心暗鬼を広げているのだ。本をただせば、明らかに高市政権に原因がある。岸田元首相へ。ともに猛烈なとばっちりを食らっている。
25日、内閣記者会の取材に応じた高市首相にしても、自民党総裁選では一貫して高市首相を忌避。あらゆる面でオトシマエが必要だろう。
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今回の騒動も、根っこは高市政権の暴走や無為無策にある。関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。