長野・群馬県境の浅間山(2568メートル)の登山規制が3年2カ月ぶりに緩和され、待ちかねた多くのハイカーが訪れている。狭かったり急坂だったりする登山道では渋滞も。山中のうち、入山が認められている最高点の前掛山(2524メートル)では、記念写真を撮る人の行列ができている。
気象庁は5月22日、浅間山の火山性地震が減るなど火山活動が低下しているとし、噴火警戒レベルを2から最低の1に引き下げ、山頂火口から500メートルを超えて被害が及ぶ可能性は低くなったと発表した。
これを受け、地元の長野県小諸市などは23日、登山禁止範囲について火口から2キロとしていたのを500メートルに緩和。火口の南西にあるピーク・前掛山への登山を可能とした。ただ、気象庁がごく小規模の噴火の可能性はあるとしているため、浅間山山頂への登山は引き続き禁止している。
小諸市の登山口にある「浅間山荘」によると、レベル2の間は黒斑山(くろふやま)(2404メートル)など外輪山しか行けず、登山者は少なかったが、30日は駐車場に280台が入った。
実際は場内にスペースがあっても、ネット情報などで駐車できないと見込んだのか、登山口の3キロ手前から各所に路上駐車も発生。道路両側に駐車された場所では通行車のすれ違いもできなくなり、路肩に止めないよう呼びかけたという。【去石信一】