栃木・那須町長の当選無効=全票再点検で逆転―県選管

栃木県選挙管理委員会は12日、現職・平山幸宏町長が1票差で勝利した3月22日投開票の同県那須町長選について、平山氏の当選を無効とする裁決を発表した。次点だった新人・小山田典之氏の異議申し立てを受け、全票を再点検した結果、小山田氏が2票上回ると判断した。首長選を巡っては、茨城県神栖市長選でも県選管が4月、現職の当選を無効とする判断を示している。
同町長選投開票時点の得票数は平山氏5099票に対し、小山田氏5098票。小山田氏側は町選管に異議を申し立てたものの平山氏勝利は変わらず、県選管に審査を申し立てていた。
審査の結果、小山田氏が5106票となり、平山氏の5104票を2票上回った。両氏の下の名前を「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」と取り違えて誤記した投票用紙を県選管が有効と判断し、複数票がそれぞれに上積みされるなどしたことで逆転した。
裁決に不服がある場合、30日以内に東京高裁に訴訟を提起できる。裁決を受け、平山氏は「内容を精査し、訴訟を起こすか検討する」とのコメントを出した。 [時事通信社]