台風7号と8号が列島に接近した27日、千葉県内も房総半島を中心に激しい雨に見舞われ、土砂流出などで通行止めとなる道路が相次いだ。同日午後3時までに、茂原市や君津市など延べ29市町に「レベル4土砂災害危険警報」が発令。先行した8号の影響で発令、その後にいったん解除されたものの、追いかけるように県内を襲った7号の影響で、いすみ市など12市町は再び発令する異例の事態となった。
また、君津市などを流れる小糸川は同日午前、同市内の観測所で氾濫危険水位に達し、「レベル4氾濫危険情報」が発令された。県出先機関の職員は現場で「平時より4、5メートルほど水位が増している」と警戒を続けた。
県の発表(午後5時現在)によると、人的被害は確認されておらず、建物被害もなかった。ただ、圏央道で土砂崩れが発生し、一部区間で通行止めに。このほか、君津市内の国道410号ではのり面が崩落したり、匝瑳市内の主要道路で土砂が流出したりするなど県内計17カ所で通行止めとなった。
茂原市など35市町が計259カ所に避難所を開設し、最大197世帯、計264人が身を寄せた。
交通網では、JRの内房線や外房線、総武本線の一部区間で運転を見合わせるなど大幅に乱れ、大勢の利用客に影響が出た。