大阪市の横山英幸市長は29日、住之江区にある住之江抽水所の排水用ポンプが26日の大雨で水没し、長期間使用できなくなったと明らかにした。復旧に数年程度かかる見通しで、市は豪雨時に地域の治水機能が低下しないよう代替手段を検討する。
大阪市南部では浸水被害を防ぐため、地下に雨水などを流す「なにわ大放水路」(総延長約12キロ、直径6・5メートル)がある。生野、阿倍野、平野、東住吉、住吉の各区などを管轄する「平野下水処理場」の処理能力を超える降雨時に超過分が流れ込む設備で、住之江抽水所はこの放水路から水をくみ上げて川に排出する役割がある。
市は原因究明と並行し、府や国を交えた協議会で豪雨時の対策などを話し合う。【長沼辰哉】