「肺がん疑い」を見落とし根治困難に 神戸の市立病院で2件の医療事故

神戸市民病院機構は13日、2つの市立病院で患者のがんを見落とす医療事故があったと発表しました。 神戸市民病院機構によりますと、神戸市立医療センター中央市民病院では2024年6月、脳梗塞の疑いで緊急搬送された80代の男性患者の画像診断で「肺がん疑い」と記載されていた所見を、救急科と脳神経内科が見落とし、精密検査などを行いませんでした。男性は約1年半後に肺がんと診断され、見落としが発覚しました。すでにがんは脳などに転移し、手術による根治が困難な状態まで進行していました。 このほか、西市民病院では、70代の男性患者について、2024年4月の画像検査で肺に見つかった影について「フォローが必要」と記載された所見が見落とされていました。約2年後に肺がんが骨に転移し、根治が困難な状態まで進行していたということです。 病院機構側は「事態を重く受け止め、各病院において、画像診断レポートについて所見の見落としがないか過去5年間にさかのぼって点検を実施する」としています。