「まるでヤクザですよ、これは。まさに“カツアゲ”なんです」
こう訴えるのは、福岡県須恵町の事務所で「 週刊文春 」の取材に応じた吉松源昭県議(58)である。
福岡県議会が大騒動になっている。大手紙記者が解説する。
「知事と一部県議らの海外視察を巡り、パリで合計5000万円などここ数年で億単位の公金が使われていたことが発覚。さらに、県庁幹部が組織的に県議のパーティ券を買っていた問題など、疑惑が次々噴出しています」
県議の吉松氏による“告発”
さらに騒動を拡大化させたのは、2020~21年に議長を務めた吉松氏による“告発”だった。吉松氏が言う。
「私は18年から20年までの議長就任前、ゴルフ代、車代、『相談役に渡す』などの名目で自民党県議団の幹部にお金を要求された。意味わからんでしょう。しかし、合計で2000万円ほどを支払った。当時は逆らえば冷遇されると感じて断れなかったのです」
議長ポストをダシにしたかのような金銭要求。吉松氏は7月7日、記者会見を開き、録音も公開してこの事案を世に訴えている。
地元自民党関係者は「何をするにも金が要る、みかじめ料みたいなものだ」とため息をつく。一方、全国都道府県議会議長会会長を務める“福岡のドン”こと藏内勇夫議長(72)が疑惑の中心にいるとされるが、その藏内氏は「心外」と否定し、泥沼の様相だ。
ただ、地元政界関係者が言う。
「福岡県議会の腐敗ぶりは、今に始まったことではありません。県内に5つの指定暴力団があり“修羅の国”と呼ばれる福岡では、議会政治も時に、任侠界のような顔を見せる。今回の騒ぎもその延長です」
“暗黒史”を辿ろう。
《この続きでは福岡県議会の“暗黒史”を詳しく報じている。記事の全文は「 週刊文春 電子版 」で読むことができる》
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2026年7月23日号)