国民も気づき始めた皇室典範改正のおかしさ 「愛子天皇」潰しに抗議する市民デモが国会を取り囲む?

【永田町番外地】#86
「愛子天皇」の誕生を阻む皇室典範改正案が17日、与党過半数割れの参院でも可決された。
野党の国民民主、参政、チームみらいに加え、土壇場で公明党までが賛成に回ったことから、高市首相の思惑どおり改正案はほぼほぼ「国会の総意」を得ての成立となった。
しかし、国民感情はどうか。圧倒的多数が「国会の総意」に疑問と違和感を募らせているのではないだろうか。
「国会の動きに合わせ、テレビなども一斉に皇室典範の問題点をわかりやすく取り上げ始めました。多くの国民は、養子を連れてきて、男の子が生まれたら天皇になるという今回の改正案に、“ナニそれ?”の思いでしょう。2600年男系男子万世一系なんていわれてもチンプンカンプン。ただ、今の天皇家が軽んじられているのはだれでもわかります。愛子さまがかわいそうというのが世論の圧倒的多数でしょう」(全国紙デスク)
■養子縁組の言い出しっぺ
ましてやここにきて、改正案に盛られた女性宮家の養子縁組の言い出しっぺが分かってきた。自民党の麻生太郎副総裁の妹で故三笠宮家の寛仁親王に嫁いだ信子さまの長女で、昨年9月に三笠宮家3代目当主に就いた彬子さまだというのである。麻生一族は、天皇家の乗っ取りをもくろんでいるのか。そう思う国民が増えるのも無理はない。
前回の当欄で、9月24日に東京プリンスホテルで天皇男系男子派の総本山ともいえる“日本会議・日本会議国会議員懇談会”の設立30周年記念パーティーが開催予定だと書いた。実はこれに照準を合わせ、今回の皇室典範改正に納得しない労組や市民団体、大学自治会、右翼団体などがデモを予定し、抗議行動への参加を呼びかけているという。そういう情報は当然、内閣情報調査室と警視庁警備部も把握している。
「現時点では、会場となるプリンスホテル近くの芝公園で3万人規模の参加が見込まれています。高市首相や自民党保守派の目に余る男尊女卑の体質に怒っている一般市民も多いから、プリンスホテルから国会までのデモはすごいことになりそうです」(野党関係者)
岸信介首相が退陣に追い込まれた1960年安保の国会デモはともかく、その孫の安倍首相時代の2015年、安保関連法案の強行採決では国会前に警察発表で約3万人、主催者発表で約12万人が集まり、結果、安倍内閣支持率は10ポイント以上も急落して、初めて不支持率が支持率を上回ったものだ。
今回はどうか。官邸は甘く見ないほうがいい。 (特命記者X)