福岡県議会の中尾正幸副議長が24日午後1時から記者会見を開き、議員辞職を申し出た理由について説明しています。
中尾副議長は冒頭、「先週の会見、音声データの私のやりとり、発言では、県民の皆様は誰一人、納得できなかったと思っています。また、誰一人、私を信じていただけなかったとも思っています。また、全国の国民の皆様も信用に足りえない、私に対する県民の信頼が大きく損なわれている以上、副議長の職、並びに県議会議員の職を辞する旨を蔵内議長にお伝えした」と述べました。
その上で、議長ポストをめぐる金銭授受の疑惑については「私はお金を受け取っていません。事実無根で、金銭の授受は絶対にありません。正副議長のポストをお金で買うようなことは、断じて許されない行為であります」と改めて主張しました。
そして「今後の調査に真摯に誠実に回答する」としました。
また音声データについて、記憶を思い起こしながら弁護士に相談しているとしました。
さらに、議長ポストをめぐる金銭授受疑惑で名指しされた吉松県議については「名誉毀損で刑事、民事で弁護士に相談して告訴する」としました。
中尾副議長は、議長経験のある元自民党の吉松源昭県議から、議長就任前に金銭を要求されたと名指しされていて、これまでも金銭の授受について否定していました。
24日午前、県議会の主要会派の代表者が集まった会合で、中尾副議長の議員辞職が受理されたということです。
これを受けて、蔵内議長は24日午前、コメントを発表しました。以下が全文です。
本日、中尾正幸議員より、議員辞職願が提出されました。理由を伺いましたところ、今回の金銭授受疑惑について自分はあくまでも潔白ですが、口下手で真意がなかなか伝わらず、県議会並びに県政に多大の混乱を招いた責任を取りたいとのことでした。私は「責任感の強い君の気持ちは分かるが、これから外部調査が始まるのだから、その結果を待ってからで良いのではないか」と慰留いたしましたが、真相を解明するためにも、議員辞職し、私利私欲がない自分の気持ちを示してから、調査に協力したいとのことでしたので、本日、各会派の代表者にご相談し、辞職を許可することといたしました。
中尾副議長は、自民党県議団の同僚議員として、また私の議長就任以来これまでは副議長としても、本当に良く私を支え、議会運営に貢献してくれましたので、彼を失うことは、私はもちろん県議会にとっても大きな損失であり、痛恨の極みであります。
しかし、一刻でも早く真相を解明し、県政を前に進めてほしいという彼の真摯な気持ちを尊重することとし、今後も外部調査への協力と、懸案の議会改革への助言を続けていただくよう、お願いいたしました。