大麻所持のバレー元日本代表に有罪判決 合宿中に発覚 東京地裁

乾燥大麻を所持したとして麻薬取締法違反(所持)に問われたバレーボール元男子日本代表、佐藤駿一郎被告(26)に対し、東京地裁は31日、拘禁刑1年、執行猶予3年(求刑・拘禁刑1年)の有罪判決を言い渡した。小野裕信裁判官は被告は大学生の頃から大麻を使用していたと認定し、「大麻との親和性がある」と指摘した。
判決によると、佐藤被告は5月27日、東京都板橋区のパチンコ店で乾燥大麻0・831グラムを所持した。代表合宿の合間にこの店を訪れ、置き忘れたかばんの中から大麻が見つかった。翌28日に警視庁に逮捕され、代表登録を抹消。所属チームからも契約解除された。
判決は起訴内容を認めた被告が反省の態度を示し、家族の支援が見込まれることから刑の執行を猶予した。
検察側は公判で、被告は大学1、2年の頃から大麻を使い始め、5月に入ってからはインターネットを通じて知った密売人から大麻を頻繁に購入していたと指摘した。これに対し弁護側は、インドのプロバレーリーグへの移籍が決まり、家族や新チームの支援が期待できると主張。「再犯防止の環境が整っている」と主張していた。
佐藤被告は被告人質問で代表合宿に大麻を持ち込んだことを認めて「少し羽目を外しすぎた」などと述べた。最終意見陳述では「失った信頼を取り戻せるよう頑張っていきたい」と謝罪していた。
被告は高校生だった2018年に初めて日本代表に選出され、2メートル超の長身を生かして活躍していた。【安達恒太郎】