福岡県議会での金銭授受疑惑で、第三者委員会の設置を否定していた蔵内勇夫議長(72)が方針転換しました。ネパール出張から帰国した蔵内議長は、騒動への皮肉なのか「ネパールは天国だった」と話しました。
【画像】第三者委員会の設置 金銭授受疑惑を告発した議員は
蔵内議長「ネパールは天国」
ネパールへの出張を終え、取材陣の前に現れた「県議会のドン」蔵内勇夫議長です。
自身に近い副議長の議員辞職に続き、熊本地震直後のパーティーに批判が相次いだ自民党県議団の会長が辞意を表明する事態になっていますが…。
「ネパールで世界の獣医学生大会があり、そこで講演をし、ネパール獣医師会とFOF(FAVAワンヘルス福岡オフィス)と調印式を行ってきました。向こうの政府が間に入ってくれました。ネパールは天国だった」
時折、笑みを見せながら取材対応した蔵内議長。代表者会議後、注目の発言がありました。
「金銭授受に関して、県議会として、日弁連のガイドラインに基づく第三者委員会設置を弁護士会に要請したいということになりました」
一転し第三者委員会設置へ
金銭授受問題に関し、第三者委員会の設置を明言したのです。これまで蔵内議長は…。
「(Q.第三者委員会の…)第三者委員会じゃない。外部の有識者」(先月8日)
「第三者委員会だと、かなりの時間がかかる。しかも、これだけの人数ですから、それはいかがなものか」(先月17日)
繰り返し設置に反対していましたが、批判が高まっていました。
「私の説明不足があったことは、大変申し訳ないと思っております」
謝罪したうえで、急な方針転換についてこう説明しました。
「第三者委員会に否定的な考えを持っていたわけではございません。私自身も第三者委員会を調査していただけるならば、それがベストだなと思っていた。第三者委員会等を設置するのは非常にハードルが高かったわけではありますが、要綱等で設置できると判明いたしました」
「議会を前に進める」転換
自身の進退について問われると、こう答えました。
「議会を前に進める。それが私の仕事だと思っていますので、よろしくお願いします」
第三者委員会の設置について、金銭授受疑惑を告発した議員はこう話しました。
福岡県議会元議長 吉松源昭県議(58)
「蔵内議長の影響力が落ちたというよりも、県民の力が増大していると思う。本当に県民の声が大きかったと思う。県民は金銭を受け取っていない、渡してないと言っても信用してませんから」
福岡県議会元副議長 江藤秀之県議(66)
「形ばかりの身内調査でなく、真実を白日の下にさらすための極めて大きな前進であると受け止めております」
(2026年8月6日放送分より)