日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は8日夜、結成から70年を迎えるのを前に長崎市で集いを開いた。結成の地である長崎に役員を務める被爆者らが全国から集まり、「核兵器廃絶の実現を」との思いを新たにした。
集いには、全国の被爆者や被爆2世ら約80人が参加。冒頭、原爆の犠牲者と、先月発生した熊本地震による死者に黙とうをささげた。核廃絶と原爆被害への国家補償の実現を改めて訴えた。
関東地方の田中熙巳代表委員(94)は「政府は戦争のためのお金を増やそうとしており、大変なことだ。結成70年を喜ぶだけでなく、新たな運動に向けて決意を」と呼び掛けた。
代表理事の横山照子さん(85)は「先人たちが苦労しながら頑張ってきたことを思い返すと感無量。きょうを迎えられなかった人の分も含め、引き継いでいく」と力を込めた。
日本被団協は、1956年8月10日に結成。節目に当たる今夏、役員らは9日に長崎市である市主催の平和祈念式典に参列し、10日は爆心地近くで記者会見を開く。 [時事通信社]