蔵内議長「しかるべき時期に議長を辞職」初めてカメラの前で表明 議員辞職は否定 福岡県議会

福岡県議会の蔵内勇夫議長は19日、「しかるべき時期に議長を辞職する」と、初めて取材に対し表明しました。
■蔵内勇夫議長
「しかるべき時期に自ら判断し、辞職したいと考えています。」
19日午後4時ごろ、福岡県議会の蔵内勇夫議長は長崎市で、報道陣の取材に対して初めて、議長職の辞任について口にしました。
蔵内議長はこの日、九州各県の県議会議長・副議長でつくる「九州各県議会議長会」の会議に参加しました。
蔵内議長をめぐっては、金銭授受疑惑を告白した吉松県議から議会に、議長職の辞職勧告決議案が提出されていました。
■自民党県議団・林泰輔県議(17日)
「動議!」
蔵内議長の元秘書、林泰輔県議が出した「採決中止」の動議に多数が賛成し、採決は中止に。
自民党議員は、自民党県議団が会派として採決中止に賛成した背景には、蔵内議長が事前会議の席上で県議団に「しかるべきタイミングで議長を辞任する」との意向を示したことがあったと明かします。
■自民党県議団・大田満県議(17日)
「やっぱり一番響いたのは、直接、議長から進退の話まで。これが一番重たいと思います。そこを言われたので、自分たちなりに解釈した。」
当初、議長職辞職勧告決議案に対して、賛成の討論をする予定だった自民党県議団の若手は。
■自民党県議団・井上正文県議(17日)
「会派の会長から、蔵内議長自身が私たち2期の考えや意見をくんで、ご自身の進退について表明すると聞きましたので、私はいったん、この賛成討論の通告書は取り下げようと。」
一方で、蔵内議長はこれまで、取材に対しては議長職の辞任についての考えを明らかにしていませんでした。
これについて、服部知事は。
■福岡県・服部知事(18日)
「県議会のトップである議長の職を辞する。このことは極めて重大なことですから、もし事実であれば今後、公の場で理由とともに県民の皆様に説明してもらいたい。」
混乱が続く福岡県議会について19日、九州の他県の議長は。
■佐賀県議会・宮原真一議長
「話題になっていますね。福岡県議会でのことですので、そこをしっかりと見守るというか、どうするんでしょうかという心配、しっかりやってもらいたいと思っています。」
その後、蔵内議長は初めてカメラの前で、議長職辞任の考えを明らかにしました。
■蔵内勇夫議長
「しかるべき時期に自ら判断し、辞職したいと考えています。県政混乱をきたした。議会のことは最終的に議長が責任を取る。例えば、政治倫理条例を議会で仕上げる、あるいはスタートする。それが一つの判断の時期だとは思います。」
9月議会で議論される予定の政治倫理条例の制定などをメドとしたいと述べました。
一方で、蔵内議長は議員辞職については否定しました。
福岡県議会9月定例会は、9月9日開会の予定です。