「赤い羽根共同募金」1・8億円使途不明問題、元事務局長が偽造した議事録示し1・9億円を借り入れて穴埋めか

「赤い羽根共同募金」などを運営する北海道共同募金会(札幌市中央区)で寄付金約1億8000万円が使途不明になっている問題で、同会の会計責任者だった男性元事務局長(58)が金融機関に偽造した議事録を示すなどして計1億9000万円を借り入れしていたことが、同会への取材で分かった。同会は、元事務局長が問題の発覚を逃れるために、借入金で穴埋めをしていたとみている。
同会によると、元事務局長は昨年4月28日付の議事録を偽造して9000万円を借り入れ、同会の口座に入金。その際に示した議事録の会長の署名は、会長本人のものではなかったという。別の金融機関からも理事会の承認を得ずに1億円を借り入れていた。元事務局長は同会の口座から着服を繰り返していたとみられ、同会が刑事告訴を検討している。
一方、札幌市は今年7月、社会福祉法に基づく特別監査を実施しており、同会に8月末までに改善報告書の提出を求めている。